難民移住移動者委員会担当
講師 西 千津氏 札幌司教区職員
時 2025年10月4日(土) 快晴
皆さまは〝お茶はいかが?〟とミサが終わった後で、お声掛けをしていますか?
私は日本語であれば。
でも、外国人に対しては、ことばを問題にして、目が合わないように逃げ腰で通過してしまいます。
今年もライヤ師(メリノール会)の司式でミサから始まったオブレートの集いです。
参加者は北海道内から8名が集まりました。
ミサの前に参加者の方から、今日、同時刻に伊達教会でも葬儀ミサがあると、お聞きしたのです。
帰天された方は95歳になられたオブレート会員の菅原光子さんでした、ミサの中でお祈りすることが出来ました。
さて、午後の講話の内容に入りましょう。
昨今、観光客ではなく、働き手として外国の方を教会以外にも見かける機会が多くあります。
その方たちは、工事現場、介護施設、病院、スーパー、留学生など多方面で活躍しています。
しかし、外国からの人にとって、この日本は暮らしやすい社会でしょうか。
西さんの携わっている仕事は、彼らが生活する中で起こるいろいろな問題解決の相談、あるいは仲介者として、札幌を拠点に、北海道内のどこにでも外国からの方に耳を傾けるために、奔走しておられます。
たとえば、・仕事中の病気で長期入院している青年・職場でのトラブルで苦しんでいる女性・結婚・妊娠・子どもの教育・ことばの問題など解決の道を探し続けています。
西さんは、日本には、外国の人を守るための法律がないことを強調しました。
入管法を見ても、人間の尊厳を無視する対応は、日本から追放しようとする法律となっているのです。
法律だけではなく日本人の中にも『出ていけ』という感情を持っている人がいるのも事実なのです。
外国人だから超過勤務をしても賃金を安く支払うなど、不正もあるのです。
まだまだ、共生するには難しさがあります。
教会として、札幌教区内での活動、外国人の青年が集って大きな輪を広げ、仲間と共に信仰を確かめ合っている様子の記録写真をパワーポイントで拝見することが出来、日本の教会では見られなかった、若い人のパワーに驚きました。
まとめとして、希望を持って来日する彼らにとっては、不安や悩みが生じた時、教会で信頼できる相談者とのつながりによって、問題解決の道となり光が見いだせるようになります。
日本で理解ある雇用者と良い友との出会いがありますようにと見守りたいと思います。
そして、彼らが祖国に帰った時、日本は良かった、と思ってもらえるような共生社会となりますように。
また、彼らが幸せな人生を送れるように祈っております。
最後に講話の振り返りの分かち合いを西さんと参加者そして、シスター方全員も加わり、有意義な1日となり感謝と喜びのうちに閉会しました。
〝お茶はいかが〟と相手の国の言語でお誘いできたら素敵だと思いませんか?
西さんが、移住連編「移民社会20の提案」は12の国の言語でお茶への誘いのことばで作られている2026年度版のカレンダーを紹介してくださいました。
移住連
特定非営利法人移住者と連帯する全国ネットワークです。