オブレート会ニュース

亡くなられた会員

高野 弥生様   霊名 マリア・アスンタ (山梨 甲府教会)
2013年11月11日帰天
享年84歳
 ご本人、また残されたご家族、ご友人のためにもお祈りください。
 主のもとで永遠に憩うことができますように。

修道院ニュース

▼誓願金祝 シスターウルスリン 村上 麗 1964年2月10日〜2014年2月10日

 2月10日聖スコラスチカの祝日に、肺疾患で長期入院療養中のシスターウルスリンの金祝感謝ミサが、修道院で、宋神父様(東室蘭・登別教会主任)司式により捧げられました。
シスターは今のところ、外出が不可能なため、病院でミサの時間に合わせて、パンフレットの金祝ミサ式次第に添って私たちと心を合わせてお祈りしました。
神父様はお説教の中で、ここに来て金祝感謝ミサを何人かのシスターのために捧げることができて嬉しいと話され、聖グレゴリオ一世の著書『対話』の中の、聖ベネディクトと聖スコラスチカ兄妹の祈りの話をされ、特にシスターウルスリンのためにお祈りくださいました。


ちょっと異様な光景? ウイルス感染予防のため全員マスク着用!

 午後、シスター11人で入院中の太平洋病院を訪問、病院側のご好意により、面会ホールで同じく入院中だったシスターヨハネ久保も同席し、ささやかなお祝いをしました。
はじめに聖体拝領、そして院長のお祝いの言葉、またシスターたちからのお祝いメッセージで飾られた色紙や花束を受けてたいそう嬉しそうでした。
互いに質問したり答えたりと、笑いのうちに時間が過ぎ、おしまいにシスターからのリクエスト曲「兄弟のようにともに住むのは」を皆で歌いました。(Sr.B)

 皆様のお祈りに感謝しつつ、シスターの療養の日々が、神様のみ腕の中で、希望と安らぎに満たされますように、これからもお祈りください。


▼韓国巡礼団・新内洞教会ご一行来院 2月12日

 2年振りに、恒例の新内洞教会の皆さま20名が札幌司教館、苫小牧地区の教会を訪問後、当院にもお立ち寄りくださいました。
李起雨神父様はじめ皆様と祈りをともにし、カトリック聖歌集の「あめのきさき」を歌い、神様、マリア様を賛美しました。
その後、茶話会で初めての出会いや、前回来られた方との再会を喜び合いました。 

 今回は韓国カトリック新聞の記者も、この巡礼記事掲載のために同行されていました。
当院へのホームステイ客は5名で、うち2名の方は、2度目の宿泊となりました。
 晩の祈り、寝る前の祈り、翌朝には、読書、朝の祈りをともにされ、私たちも嬉しかったです。

 またレクリエレーションでは、こちらはビンゴ、またお客様からは韓国のゲーム「ユンノリ」を教えていただき、言葉の分らない私たちをリード、上手に勝利へと導いてくださいました。
本当に久々に、互いに振ったサイコロの目に喜んだり、残念がったり、安心したりと笑い転げた楽しいひとときでした。
シスターたちこそ、感謝、感謝でした。

また2年後、お元気な皆さまと再会できますように。
韓国の旅客船大事故の被害者、ご遺族の皆様のためにもお祈りいたします。


▼シスターヨハネ久保 退院 2月17日

 シスターは昨年の10月に脳外科から室蘭太平洋病院に転院、順調に回復、2月に退院できました。
約半年は栄養点滴のみの入院生活で、退院不可能と誰もが思っておりましただけに、本当に驚きました。
現在は週一度のデイサービスと在宅支援のリハビリを利用。
隔週で内科の先生も往診してくださいます。
お陰様で退院後一ヵ月半、車椅子から歩行器になりました。
今のところ、連日、シスターたちの見守りが必要で、皆、交代で介護に励んでおります。

皆さまのお祈りや励ましのお便りに深く感謝いたします。
これからも事故なく自立に向けてのお祈りをよろしくお願いいたします。


▼典礼研修会 3月12日〜15日

2年振り、すっかりスリムになられた先生!
まるで別人のよう!

去る3月11日からまる3日間、東京の神学校で典礼音楽を教えておられる齊藤克弘先生をお迎えし、私たちの聖務(神の業)をより良いものにするための指導を受けました。
『聖ベネディクトの戒律』73章のうち、13章が聖務について述べられています。
私たちは1日4回『教会の祈り』の本を用いて共同体の祈りに励んでいます。  今回先生の研修は3回目で、詩編の唱え方はかなり良くなってきているのですが、朝晩の聖務に出てくる「主の祈り」や「福音の歌…ザカリアの賛歌・マリアの賛歌」などはまだまだ不十分でした。
それらを主に重点的に教えていただきました。
聖務は神のことばを預かり、神に捧げるものであって、従って神に届くように唱え歌わなければならないと何度も言われました。

 そして常々先生が神学生たちに話されている4つのことは、
  一、知性:キリストを知ること、神を畏れ敬うこと。 
  二、品性:祈りを美しく、神の真善美に与かるようにすること。
  三、感性:このような知性、品性を深めるために信仰のセンスが必要であり、祈りのあり方、信仰のあり方が教会全体のあり方を決める。
  四、霊性:それらを深めること、
でした。

 これは私たちにも当てはまる大事なことだと思いました。
福音の歌を含め、私たちが歌うのは、神への賛美、感謝、願い、嘆きを目的とするもので、楽譜は間違えないためにあるのであって、覚えたら見ないで、主を仰ぎ見るような良い姿勢で歌うことを勧められました。
最後に一年の教会の流れをよく味わうこと、救いの歴史、キリストの過ぎ越しに結ばれることによって、キリストを通して神から与えられた命に与かるようにしましょうと話されました。

 私たちは一週間ごとに順番で、聖務とミサのために聖歌を選びます。
歌う時には、私の中にも姉妹たちの中にも同じキリストがいてくださることを思います。
世界の人々に、特に祈りを必要としている人々のためにも祈っています。

 フランシスコ教皇様は「私たちは第一の務めとして祈りを捧げ、生活と言葉を通して福音を告げていくのである」とおっしゃいましたが、私たちベネディクト会員にとっては、個人的な祈りは別として、聖務は共同体一同が聖堂に集まってする何より大事な「仕事」となっています。

 齊藤先生の「シスターたちがもし歌の練習だけを望むなら私はここに来ません。典礼の勉強のために研修が大切です」といわれた言葉が心に残っています。
私たちにとって収穫の多い研修会でした。
オブレートの皆様にもささやかながら分かち合えることがあれば、大変嬉しく思います。
(Sr.MB)


▼四旬節・静修の日 3月24日〜25日

 24日晩の祈りから、翌日、晩の祈りまで沈黙の時を過ごしました。
25日は、午前午後の2回に分けて幸田和生司教様の講話テープを聴き、
主の受難と復活をとおして与えられた「神の救い」に耳を傾けました。

 私たち一人ひとりに語りかけておられる主のみことばを黙想し、
イエス様が十字架の死をとおして示された「父なる神様への愛と従順」に思いを馳せ、
各自、修道生活の見直しの機会をいただきました。


▼主のご復活おめでとうございます! 4月20日「よろこびうたえ アレルヤ アレルヤ」

 私たちが5年間お世話になりました宋榮峻神父様が、この度、札幌地区の2教会(山鼻と真駒内教会 )の主任司祭として赴任されました。
主の復活の喜びが満ち溢れるお顔で、復活パーティー後、東室蘭教会を後にされました。
信徒の心に力強く訴えかける真っ直ぐな飾らないお説教で、札幌の信徒の方をも導いていかれることと思います。
これからのご健康とご活躍をお祈りください。

 後任は6月から上杉昌弘神父様(札幌司教館事務局長兼務)です。
お一人の神父様が、いくつもの教会を兼務される教会の現状です。
どうぞ若い司祭の召命を日々お祈り下さい。


▼当院シスターズ帰天者の墓参 4月30日(望洋台霊園へ)



 シスターアスンプタ上村とシスターホスチア松本の墓参をいたしました。
昨年は寒く風もあり大変でしたが、今年は晴天続きということもあり、
道のぬかるみもなく助かりました。

 
ふきのとう

なにより嬉しかったことは、シスターレナータ森が6年振りに車椅子で墓参できたことです。
亡き2人のシスターたちも天国で喜んでいることでしょう。
「これからも私たちのことを見守ってくださいね!」と皆で祈りました。