オブレートだより

2022年6月 第39号 6月号 発行 聖ベネディクト女子修道院

オブレートだより

Sr.ケリー来日


 プレゼントに喜ぶ会長
Sr.ケリーはアメリカ人で、聖ベネディクト連合会会長です。
25日の夕方、Sr.ケリーに「オブレート会」の様子をお話したところ、皆様への思いも受け取りました。

良い機会ですので、Sr.ケリーの了承を得て、手紙文に書き換えました。

オブレートの皆様へ

連合会会長 Sr.ケリー・オーライリ ―OSB

 コロナ禍のため、今回の来日が本当に実現するかどうかについては私にも不安がありました。
以前は、修道院関係の仕事のために外国に行くと決まれば簡単に出来たことが、コロナ禍では、特別な人以外の入国は制限があり、政府の許可を得る手続きは実に大変なことでした。
 コロナは私たちを分離させるものでしたから、今、私が室蘭のシスターズと共に居ることは、正に奇跡的と思えることで、感謝です。

やっと実現した院長選挙に際しては、聖霊の働きと共同体の祈りと協力があり、日本の聖ベネディクト女子修道院の院長としてSr.ナオミが選出され、就任式を終えたことは、私にとっても大きな喜びです。


連合会会長Sr.ケリーから祝福を受ける新院長Sr.ナオミ田中

 室蘭修道院の「オブレート会」の様子を聞き、私が驚いたことの一つは、家族の中でご自分だけが信者という方々が多いと知ったことです。
 オブレートの皆様は社会の中にあって、聖ベネディクトの霊性を伝える使命があります。
シスターたちが行くことが出来ない所に行って、人々の中で霊性を伝える(生きる)ことが、皆様の使命です。
今年のオブレートの集いは、3年振りに開催されると聞きました。
飲食は、まだ共に出来ないとは言え集えるようになったことは良いことです。
オブレート会員として、聖ベネディクトの霊性の価値観を共有し、もてなし、祈り合うことをこれからも大切して共に生きて下さい。

新院長と会員の挨拶(就任式5/24)

 オブレートの皆様の上に、神様の祝福とお導きがあります様にこれからもお祈りしております。


早朝のお見送り(5/26)