「エンブリオ基金」ご存知ですか。

最近は電子マネーの普及により、コンビニや自動販売機で財布がかさばらないようにカードを使う人が増えていると言う。
お店のレジでも、つり銭は、即、整理と、寄付の箱に入れる人も多いと聞く。
この話を聴いて「一口一円のエンブリオ基金」のことが頭をよぎった。

 エンブリオとは、英語の「embryo」…8週までの胎児の呼び名にちなんだ国内初のお腹の赤ちゃんをサポートする基金です。
一口1円、1億人へのメッセージを読み感動したのを思い出す…一人がポンと1億円を出すより、一億人の人が1円を出して赤ちゃんのいのちを救うほうが美しい。
<1円を生かして小さないのちを救う。人間の心を生かす>

 たかが1円、されど1円。1円足りなくても物は買えない。
1円は大事、私にとっては貴重です。
そのため、私の貯金箱の1円たちは仲間が増えてエンブリオにデビューするまでにはゆっくりと時間がかかる。
それでも赤ちゃんの幸せを夢見て、自分たちの出番をじっと待ち続けている。
この1円をいとおしみ、ポトンポトンと仲間が増える音を聞きながら、私も自然、赤ちゃんの誕生を夢見て、仕合わせな気持ちにさせられる。

 東日本大震災でも、エンブリオ基金は大きな力を発揮したニュースを見て、私の心の中で、赤ちゃんの笑顔がいっぱいに広がった。