2018年12月 第39号 発行 聖ベネディクト女子修道院
今年は二週間前に胆振東部の大きな地震があり、被災されている方が多くいる中、参加して良いものかと悩みました。
予定通り開催しますとのシスター小野からの嬉しい知らせに背中を押され、仙台港からフェリーに乗り苫小牧経由で東室蘭に到着しました。
修道院の玄関前で、コスモスを小さなバケツに一杯摘んでいらしたシスター小野にバッタリ会い、シスターの笑顔に二十時間の旅路の疲れも吹っ飛んでしまいました。
小野有五先生を囲んで最高の笑顔
昼食後先生と席が近かったので、「なぜ、泊原発は地震の時、停止していたのですか?」と伺ったところ、「僕がね、活断層を発見したの。それで何度も申し入れして原発を止めたんです」と話され、スゴイ!日本を動かす方なんだと驚きました。
午前中は地質学と三つの宗教に関わらざるを得なかった、これまでの先生の人生の話。
午後は聖書の四つの福音書の比較論と、頂いた資料のコピーをぎゅっと胸に当てて、幸せな講義をいただいたと心の中で先生に感謝しました。
また、今回はお会いしたいなと思っていた方に会えました。
6月号の「オブレート便り」に寄稿された伊達教会の菅原光子様です。
悲しい経験を乗り越え、今もなお強く生きていらっしゃる方。
小さな命を尊ぶ生き方に感動し、お会いしてお話し出来たらと願う気持ちが通じ、最後の茶話会で実現しました。
小野先生や菅原様との大切な出会いの機会を神様は与えてくださいました。
修道院の聖堂の窓越しに見える丘の木々は、もう色づいた頃でしょう。
私は前泊させて頂いたので、風の音、雨の音、雨の晴れ間に聞いた朝の小鳥のさえずり、木々の葉が落ち重なり合う音など、この耳にする自然の音が修道院にいると全て、命ある音に聞こえてきました。
32回を重ねる「オブレートの集い」は、シスター方の大変な努力があって続いている集まりだと思います。
仙台の教会のミサ、奉仕を大切にしつつベネディクト会のシスターの皆様のご健康と、祈りの中にある修道生活に神様の恵みがあるようお祈りします。
ありがとうございました。